こんにちは。今から、イケメン戦国の創作小説第1弾を書こうと思います。
できるだけキャラ崩壊しないように書いてるつもりですが、もしあったらごめんなさい💦
姫の名前は京香でいきます。
では、スタート!!
夏のよく晴れたある日。
私は、頼まれた着物を届けにとある城下の家を訪問していた。
(ここで合ってるよね?)
京香 「ごめんください。」
女性 「はーい」
しばらくして若い女性が戸口から顔を出す。
京香 「京香です。着物お届けに参りました。」
女性 「ありがとう。素敵な着物ね。」
京香 「ありがとうございます。」
(頑張って作った甲斐あったな。喜んでもらえてよかった。)
女性 「はい、これお代ね。」
そう言って手渡された束を見て私は目が点になった。
それは、籠一杯分以上はあろうかという両だった。
京香 「え?こんなにいただけません。」
女性 「いいのよ。この着物とっても気に入ったんですもの。」
京香 (でも...ほんとにいいのかな?)
と戸惑っていると。
??? 「いいんじゃねーの?お前の仕事っぷりがそれ相応だってことだろ。」
背後から聞きなれた声が聞こえ、振り向くと政宗が立っていた。
京香 「政宗⁉」
政宗 「よう。」
京香 (あーびっくりした。)
女性 「え⁉政宗様ってあの政宗様⁉」
政宗 「そうだが?」
すると、どこからともなく町娘や町人たちが押し掛けてくる。
町娘 「政宗様~」
町人 「これはこれは。政宗様と京香様。丁度よいところへ。今ちょうど団子とお茶が出来上がったところです。どうです?お召上がりになっていきませんか?」
京香 「でも、申し訳ありませんし…それに、今日は他の仕事もまだ残ってるので、すみませんがまたの機会に。」
町人 「そうですか…では政宗様だけでも…」
政宗 「あいにくだが、俺も少し野暮用があってな。すまないが、またの機会によってく。」
町人 「…分かりました。政宗様と京香様のお仕事の邪魔はできません。では、失礼いたします。」
そして、町娘と町人たちは去って行った。
政宗 「今から俺は少し町外れの方に用がある。夜までには帰るつもりだが、急ぎの用だから、今すぐ行かねばならない。お前も仕事の用が終わったら、城にまっすぐ帰れよ?外は何かと物騒だからな。」
京香 「うん。ありがとう。政宗も仕事気を付けて行って来てね。」
政宗 「ああ。ありがとな。」
そう言って、政宗は背を向けて立ち去って行った。
私も女性からお代を受け取り、その場を去った。
そして、私は信長様に頼まれた着物を仕立てるための反物を買いに城下町へと出た。
(どれがいいかな…あ、これいいかも)
そう思い手に取ったのは、黒を基調とした白色の竹の紋様が施してあるものだった。
(信長様気に入ってくださるかな。)
京香 「すみません。これください。」
店主 「はいよ。400両頂戴いたしやす。」
私は懐にしまってあった革袋から400両を取り出し、店主に手渡す。
店主 「ありがとさん。」
京香 「ありがとうございます。」
反物を受け取った私は、早速着物作りに取り掛かろうと城へと向かった。
のだが…
途中で誰かに呼び止められた。
??? 「天女?」
(信玄様?…なわけないよね。でも今確かに天女って聞こえたんだけど)
振り返ると物陰に信玄様が潜んでいた。
(そこにいたんだ…でもなんであんなところに?)
気がかりになって、信玄様の方に歩み寄る。
京香 「どうかなさったんですか?」
信玄 「いや、ちょっと安土に用事でね。でも、幸運だな。君に会えて。そうだ、せっかくだし、ちょっとそこらの茶屋でお茶でもしないか?」
まっすぐ見つめられた上に、肩を抱かれて心臓が高鳴った。
京香 「それはちょっと…私今から仕事があるので…」
会ってすぐ口説かれてたじたじになっていると、突然頭上で呆れた声が聞こえた。
??? 「信玄様、何度言ったらわかるんですか。道端で堂々と女を口説かないでください。」
その声に顔を上げると、幸村がいた。
京香・信玄 「幸…」
幸村が私を見て目を丸くした。
幸村 「お前、あの時のイノシシ女⁉」
京香 「イノシシって言わないで。」
信玄 「幸、天女に対してイノシシは失礼だろう。」
幸村 「本当のことを言ったまでです。」
あまりの幸村の言いぐさに私は、
京香 「…デリカシーなさすぎ…」
と呟いた。すると、二人は不思議そうな顔で
信玄・幸村 「何だ?デリカシーって?」
と言った。
(しまった。またカタカナ使っちゃった。)
京香 「女心が分かってないってことだよ」
信玄 「まぁ、確かに幸はそうゆうとこあるよなー。」
幸村 「信玄様…」
信玄 「育て方間違ったかな(苦笑)でもまぁ、悪気はないから許してやってくれ。」
京香 「はい…」
信玄 「悪いな、京香。…そろそろ行くか。謙信と佐助が心配してる頃だな。いくぞ、幸。」
幸村 「はい。じゃあな、京香。」
京香 「さようなら、信玄様、幸。」
信玄・幸村 「ああ、またな。」
信玄様と幸村と別れて、つづきの帰路を急いだ。
(もう夕暮れ…早くもどらなきゃ。政宗にも早く帰るように言われたし、皆心配してるよね。)
そう思い、足を速めた時。
どこからか子供の泣き声がした。
(ん?何かあったのかな?)
声のする方を見ると、子供が盗賊らしき人に襲われているのが見えた。
(…っ 大変)
私は慌てて子供を庇いにその場へ行った。
京香 「何してるんですか⁉やめてください。」
泣いてる子供を背後に庇い、盗賊を睨んだ。すると…
盗賊 「邪魔するな。お前も一緒に斬るぞ。」
と言われ、盗賊の振った刀で斬られそうになり、ぎゅっと目を瞑ったけれど。
(あれ?)
覚悟していた痛みは襲ってこなかった。
不思議に思い、瞑っていた目をそっと開けると、寸でのところで秀吉さんが、私と子供を背後に隠し、盗賊の刀をうけとめていた。
京香 「秀吉さん⁉どうしてここに…」
秀吉 「あまりに帰りが遅いから心配になってな。そしたら案の定…。」
京香 「ごめんなさい。信長様に頼まれた着物を仕立てるための反物を買って城に向かってたら、この子が盗賊に襲われてるところを見て、助けなきゃって思ったら体が勝手に動いてて。」
秀吉 「いや、京香は悪くない。いいからお前は俺の後ろに隠れとけ。」
そう言いながら秀吉さんが、盗賊をあっという間にねじり伏せ持っていた紐で縛り上げた。
京香 「秀吉さん、助けてくれてありがとう。」
秀吉 「礼をいうことはない。当然のことをしたまでだ。よくやったな。」
そう言うと秀吉さんは、ふわっと微笑み、私の頭をポンポンと撫でてくれた。
その仕草にドキッとしながらも尋ねた。
京香 「…この盗賊、どうするの?」
秀吉 「ひとまず、城の牢に放り込んどく。織田の姫を襲った輩を野放しにしておくわけにはいかないからな。」
と苦虫をつぶしたような顔で答えた。
(どうしたんだろう?なんかいつもと様子が違うような…)
気になって声をかけようとしたけれど、その時、安心したのか、子供が泣き出した。
京香 「よしよし、怖かったね。もう大丈夫だよ。」
そう言って、子供の頭をなでるけれど。
(あ… 私も今になって怖くなってきた)
すると、私が怖がってることに気付いたのか秀吉さんが優しく私の震えた体を包んでくれた。
しばらくそうしているうち、恐怖も和らいできた。
秀吉 「もう大丈夫か?」
京香 「うん、大丈夫。重ね重ねありがとう。」
秀吉 「よし、じゃ行くか。こやつの取り調べもしなきゃなんねぇしな。」
京香 「うん。そうだね。」
そして、私達は城へと戻って行った。
城へ着くと、三成くんが心配そうな顔で出迎えてくれていた。
三成 「おかえりなさいませ、秀吉様、京香様。」
京香 「ただいま。ごめんね心配かけて。ちょっと色々あって。」
秀吉 「今帰った。すまないな三成、心配かけて。今からこの賊を牢に放り込んで取り調べを行う。すぐ準備してくれ。」
三成 「この賊が何かやらかしたのですか?」
秀吉 「ああ。こやつ、京香と子供を刀で脅していた。おそらく、京香は助けに入ったんだろうが、斬られる寸前だった。」
三成 「え⁉京香様、お怪我はございませんでしたか?」
京香 「大丈夫だよ。危ないところだったけど、秀吉さんが助けてくれたから。」
三成 「そうですか。秀吉様は?」
秀吉 「俺も無傷だ。」
三成 「良かった。お二人ともご無事にお戻りになられて。…それでは、準備に取り掛かって参りますね。」
秀吉 「ああ、よろしく頼む。」
三成 「了解しました。」
秀吉さんが私に向き直った。
秀吉 「京香、今日はもう疲れただろ。明日のためにも早く部屋に戻って寝ろ。」
京香 「…うん。そうさせてもらうね。お休み。」
秀吉 「お休み。」
そう言って微笑むと、三成くんが去って行った方へと姿を消した。私も部屋へ帰って、反物を文机の上に置いて、眠りについた。
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